ChatGPTではなくChatPDF
無料でもpdf読み込みサービスがあるChatPDFというウェブサービスが便利だったので紹介する。
行政などが公開しているpdfファイルを読むことが多いが、ページ数が多いものだと、数百ページになるものがあり、全部読むとなると非常に時間がかかるが、Chat PDFを利用すれば、質問すれば、PDF資料をもとに即座に回答してくれる。
ファクトチェックのために、pdfの詳細を読むことは必要だが、pdfファイルを開いてキーワード検索で該当しそうな場所を探すよりも効率的だ。
注意点
テキスト処理・OCR処理がされていないpdfは読み込みできない。また、無料版は、ページ数やファイル数などに制限があるので、フル活用する場合は、有料版にする必要がある。
利用方法
手順としては、Chat PDFにファイルを読み込ませる、Chatで質問する。回答が正確かどうか、ファクトチェックをする。・・・という流れになる
すべてが、前述のように単純になるとは言えないが、分野や読み込ませる資料によっては、これだけで手続きが完了する可能性がある。
あとは、研究論文などを読む場合は、要旨だけだと内容が乏しいが、pdfを全体で要約すれば、要旨だけよりも正確な大意が掴める。
想定される利用者
想定している利用者として挙げられているのが、学生・研究者や何らかの専門職の人のようだが、あらゆる業種や職種が利用すべき専門的な資料は存在するので、それらの資料をAIに学習させて、必要な部分だけを追加で読み込むということになれば、効率は格段に上がりそう。
ChatGPTと比較したChatPDFの利点
PDFファイルからテキストだけを抽出処理して、ChatGPTに読み込ませる方法もあるが、ChatPDFならその手間も減るので、処理が簡単。
チャット GPTは、無料版の場合、最新の情報は反映されていないので、利用するのに不適格な時があったり、データソースが不明でブラックボックス化しているが、Chat PDFの場合、必要な資料を学習させることになるので、無料版でも最新の情報を利用できるし、データソースの範囲をpdfに限定することで信頼性の高い資料を学習させることで正確性の高い回答を得ることが可能になるので、結構使えるウェブアプリだ。
AIを使いこなす時代へ
こうなってくると、学習させるデータの品質は非常に重要になってくるので、限定されたデータのみを参照して、学習させる方法を構築する必要があったり、やりたい業務内容によっては、利用する人工知能のアプリを変える必要がある。また画像生成やプレゼンなどのいろんな人工知能がすでにあり、これらをうまく利用することができれば、業務スピードやコストも変わってくると考えられる。シンギュラリティという言葉が昔流行ったが、本当にそのポイントを迎えつつあるようだ。
引用:技術的特異点(ぎじゅつてきとくいてん、英語: technological singularity〈テクノロジカル・シンギュラリティ〉)またはシンギュラリティ (singularity) とは、科学技術が急速に「進化」・変化することで人間の生活も決定的に変化する「未来」を指す言葉[1][2][注 1]。
発明家にして思想家のレイ・カーツワイル[3]によれば特異点とは、技術的「成長」が指数関数的に続く中で人工知能が「人間の知能を大幅に凌駕する」時点。