管理会計ネタです。「フィードフォワード」という言葉。論文からアイディアを借用しているので、そこまで一般的な考え方ではないので注意。
Feed Back : 過去のデータをもとに過去の行為を対象とする
Feed Forward :過去のデータだけでなく、将来のデータや非財務(マーケティングなどの数値)や先行指標となる数値をもとに将来の事象を対象とする
予実分析で行われる、予算実績差異は、フィードバック機能だけでなく、将来の予測である着地についても基本的におこなれているので、将来を予測するという意味で、フィードフォワード機能を有しているとのこと。
確かに、フィードバックだけでなく、実際の予実は「予測・予算・実績」(予予実:よよじつ)について分析がなされているので確かにフィードフォワード機能を有している側面がある。
財務数値の予測をどのように精度を上げるかには、いろんなテクニックがある。有名な手法としては、リクルートのヨミ表という考え方だ。
この考え方を参考に、日々変動する営業案件の流動性をそのまま活かしながら、営業部門が利用するシステムで、データを抽出さえすれば、ヨミ表が完成する方法は簡単に構築可能だ。リンク先は、専用のSAASを利用する方法を取っているが、営業が利用するようなシステムであればどのようなシステムでも多少の運用上の工夫さえすれば簡単に運用可能だ。
評論家の竹村健一氏の著作で「フィードフォワード」という本があるのですが、「フォードバック」という言葉は、よく使いますが、「フィードフォワード」という言葉は、あまり流行ってないようです。こちらの方が未来志向でポジティブな言葉なので、個人的には使っていきたいですね。